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今日の一言

動画がバズって思うこと。。。

(今回はボヤきを少々。。。)

 

たまたま一本の動画がYouTubeのアルゴリズムでおすすめされ、ただそれだけで再生数が約1000倍に増えました。登録者数も4倍に。。。

 

しかし、この現象、必ずしも喜ばしいばかりではありません。

 

YouTubeのアルゴリズムに乗っていない時は、基本的に「自分で探して、弊社を見つけ出す」というプロセスを経て、チャンネル登録をしていただくしかないので、絶対数は少なくても自然と問題意識や課題意識の高い視聴者の方ばかりとなります。で、「知りたいことを知れてよかった」とか「そうではなくて、私はこう思う!といったコメントを多くいただき、健全な議論や反応を得られていて、とても快適でした。

 

しかし、バズった結果、そうやって「探して見つけた」のではなく、「たまたまおすすめされたから見てみた」という人が増えていくと、根拠のない私(や、私を含めた世の中のコンサルタントを名乗る人たち)に対する存在否定コメントが多くなっていきます。

たとえば、「マネジメントコンサルタントを名乗る人間はみんな、実際には仕事ができず、役に立たないくせに高い金をとる。」とか、「こういう動画や書籍を出しているやつは、実際には現場の実情を知らない。この動画にあるような素晴らしい上司など、実際には1%も存在しない。」とか。。。いや、もちろん、そういう人もいるでしょうし、もしかしたら私もそうなのかもしれませんが、じゃあ、あなたはどれだけの現場を見て、どれだけのマネジメントコンサルタントや上司を知ってるんだよ?と。

おそらくこういうことを言っている人は、自分の会社、自分の職場だけを見て、「世の中のすべての会社、職場が同じ状況に違いない」と思い込んでいる、まさにスキーマの塊のような人なのでしょう。

 

さいわい、いまのYouTubeでは、チャンネル保有者が任意にコメントを削除できるようになっているので、こういうコメントはバシバシ削除しています。動画の内容に対する異論や反論は受容しますが、根拠のない存在否定は許容できません。

 

こう考えると、YouTubeというのは、幅広く多くの人に向けて発信できるというメリットはありますが、ターゲットとなる人々に的を絞った発信ができないという点で一長一短という気がします。

コロナを機に、AmazonでのKindle書籍出版を中断して、YouTubeでの発信を試してきましたが、今後どっちに注力していくか。。。ホント、マーケティングって難しいですね。