2015.11.19
決断力:
決断力の高い人と、低い人がいる。決断を下した時の思考プロセスを聞き取っていくと、その違いにいくつかの特徴が出てくる。その中で、もっとも印象深いのが、「可能性を探っていくか、潰していくか」という点である。決断を迫られたときには、誰もが将来のシミュレーションに取り組むが、多くの人がそこで「少しでも可能性があるのであれば、期待を残そう」と、考える。決断力の高い人は、「可能性が落ちてきた選択肢をできるだけ早めに切り捨て、他の選択肢の可能性が落ちる前に、早めに動こう」と、消去法で考えている。見切りの早さが意思決定を支えているのである。
火曜日、高松行きの便が欠航した。欠航決定前に伊丹行きに切り替えたあと、少し時間をもて余したので、キャンセル待ちカウンターのサービスのあり方を観察していた。欠航が決まったあとの大混乱は、JALのオペレーションの高さも見せてくれたが、それよりも一人一人の乗客の決断力の高さ、低さを様々に観察できたので、非常に面白かった。