「何度言ったらわかるんだ？」

と、子どもに向かって言ってから、

（ああこれは思考停止の合図だ。）

と、気がついたので、平身低頭して謝った。

粘り強さというのは、ビジネスという領域に限って言えば、それ単体では決していいことではない。効果のない方法を何度繰り返しても、効果はないからだ。一回やってからその効果を確認して、効果が出なかったり不十分だったなら、やり方を改善して、再度アプローチする。ビジネスにおいて求められる粘り強さとは、単に繰り返すことではなく、ひたすら成果が出るまで改善を続けることだ。

何度言っても相手の思考や行動が変わらないということは、効果的な言い方ができていないということ。相手を責める前に、自分のアプローチを検証するべき。

仕事では気をつけられることも、子育ての場面になると、ついうっかり忘れてしまう。場面特異性。気をつけないと。