2015.10.05
ポテンシャル:
社名に掲げておいて言うのもなんだが、人材の隠れた能力、ポテンシャルを客観的に評価することは、論理的には不可能だ。「客観的に」というのは、根拠となる事実関係を必要とするので、「隠れた」とか「潜在的な」というコンセプトとは両立しない。人材や組織のポテンシャルを最大限引き出すためには、「やらせてみる」しかない。「この人はこういう仕事をやらせてみたら、向いてるんじゃないか?」でもいいし、「この人にこういう仕事をさせてみたら、どうなんだろう」でもいい。機会を与えていく。どんなに向いてるとしても、同じことをずっとやらせるという活用の仕方は、人材のポテンシャルを埋もれさせることと同じである。埋もれたポテンシャルは、存在しないのと同じである。
と、いうことは、「いちばん向いている仕事」を見つけることは不可能とも言える。今、天職と思えるような仕事についていたとしても、もしかしたら、全く違うポテンシャルがあなたの中に眠っているかもしれない。
自分に対する好奇心を失ったとき、ポテンシャルは枯渇する。