2015.09.24
万が一?:
意思決定が遅くなったり、会議が長くなりすぎたりする原因のひとつが、「石橋を叩きすぎ」な人々。こんな場合はどうするんだ、あんな場合はどうするんだと、色々な事態を想定して、会話を延々広げていく。しかも、とりとめもない。そもそも現実的にあり得なかったり、「そんなときは会社がつぶれているから考えても意味がない」というような事態まで想定したりする。エスカレートしていくばかり。
リスクについて話し合うときは、対策の前にロジックツリーで想定されるリスクをもれなく洗いだし、回避策を考えるべきか、発生後の対応策を考えるべきか、そのまま受け止めるべきか、そのリスクを考えるなら取り組みをやめることを議論すべきか、というようにリスクの種別をきちんと評価分類してから、一つずつ話し合うのが鉄則。思い付きで話し合っても、たいしたリスクマネジメントにはならない。