2015.09.07
明るい指摘:
部下や後輩、もっと言えば我が子の指導や指摘をしようとする時、自分の表情や言い方、声のテンションを意識的にコントロールできると、それだけで相手の動き方が変わってくる。私たちは無意識に、「悪いところを直すには、悪かったと認めさせ、反省させることが不可欠」と思い込んでいるが、実態は逆のケースの方が多い。眉間にシワを寄せて悪かったということを暗い表情で繰り返されると、気分が重くなり、変化に向けたエンジンがかかりにくくなる。過去の失敗は取り返せないし、振り返りすぎて暗い気分を引きずるくらいなら、笑い飛ばして次は頑張ろうと励ましてあげた方が、よほど変化が早い。意識的に明るい表情と口調、それから、内容のテンションをコントロールして働きかけてみよう。何度か繰り返すなかで相手の反応に変化が確認できると、自分のマネジメントスタイルの目指すべき方向性も見えてくるはず。