他人に対する働きかけには、固有の傾向が出てくる。自分の他者への働きかけがどうなっているのかを客観的に振り返り、自分の固有の傾向を自覚することが、人間関係のセルフコントロールへの第一歩。客観的に振りかえるには言葉が必要。まずは、ざっくりと肯定と否定に分けてみる。他者に対して肯定的に働きかけているのか、それとも否定的なアプローチが多いのか。相手によって変わるので、一般的な見方をするのではなく、「あの人に対してはどうなっているだろう？」と、個別に見てみる。

否定的なアプローチが多いな、と思ったら、まずは肯定的な働きかけを意識的に増やしてみよう。すると、相手の反応が変わっていくケースが多いことに気づくだろう。